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毛深い男性の原因って何?体毛やひげが濃くなる理由や対策を解説
公開日:2023.04.24 更新日:2024.02.21
男性の中にはひげが濃い人やすね毛、胸毛などが濃い方がいます。体毛が濃いことを気にしている方の中には、完全処理をしてツルツルにしないまでも、体毛を目立たなくさせたり、見た目を整えたりしたいという方も多いのではないでしょうか。
この記事では、男性の体毛が濃くなる原因から体毛の処理方法までを解説します。ぜひ、ご自身に合うケア方法を見つけてみてください。
男性の毛が濃くなる原因
男性の中でも全体的に毛が濃い方もいれば、胸毛は濃いのにすね毛は薄い方など、体毛はとても個人差が大きいものです。なぜ、毛深さには違いがあるのでしょうか。
まずは、男性の体毛やひげが濃くなる原因を5つご紹介します。
第二次性徴期の男性ホルモンの活発な分泌
第二次性徴にあたる思春期は、体毛が一気に濃くなることがあります。これは、テストステロンという体毛の成長を促す男性ホルモンの分泌が多くなることが原因です。
生活習慣の乱れによる男性ホルモンの過剰分泌
成人男性の場合、生活習慣が原因で男性ホルモンの分泌のバランスが崩れ、テストステロンが過剰分泌することがあります。成人男性の男性ホルモンが過剰になる原因としては、下記のようなものが挙げられます。
<男性ホルモンが過剰になる主な原因>
- 喫煙、飲酒の生活習慣
- 睡眠不足
- ストレス
生活習慣を見直すことで改善できることもあるため、体毛やひげを少しでも薄くしたい方は意識してみてはいかがでしょうか。
食生活による男性ホルモンの過剰分泌
生活習慣と同じく、偏った食生活も体毛が濃くなる原因です。動物性たんぱく質や脂質は男性ホルモンを増やすため、油っぽい食べ物を食べすぎると体毛が濃くなることがあります。
体毛やひげの濃さが気になるなら、塩分の多いインスタント食品や肉類、脂質に偏らない食事を心掛け、バランスの良い栄養をとることがおすすめです。
外部刺激からの防御反応
そもそも体毛は、体の大事な器官を守るためにあるものです。そのため、摩擦や気温など、肌に何らかの外的刺激が加わると、その部位を守らなければいけないという防衛反応が働き、体毛が濃くなります。
肌へ刺激を与える要因のうち、主なものは下記のとおりです。
<体毛が濃くなる主な外部刺激>
- カミソリや強くあてる電気シェーバーによる摩擦
- 衣服などの摩擦
- 寒冷地や温暖地などでの極端な気温
- 紫外線による刺激
カミソリなどで肌に刺激を与えたり、タイトな衣類を身につけることによって摩擦で肌がこすれたりすると、その部位の体毛が濃くなることがあります。
さらに、寒冷地や温暖地など、気温が極端に低いところや高いところでは、体毛が濃くなる傾向があるといわれます。
遺伝による影響
両親や親戚の中に体毛が濃い方がいる場合は、遺伝が考えられます。体毛は、遺伝的要素が深く関わっているからです。
遺伝が思いあたる体毛、ひげの濃さは対策がないため、後述する体毛の処理方法を検討してみてください。
体毛やひげは剃り続けると濃くなってしまうの?
「体毛やひげは剃ると濃くなる」という話を、聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。しかし、この説に医学的根拠はありません。毛穴の数は生まれた時点で決まっていて、生活環境などで増減することはないからです。
ただ、体毛やひげを剃ったときに毛の断面が斜めにカットされるため、太く濃くなったように見えたり、定期的に剃毛することによる肌の防衛反応から、体毛が伸びやすくなったりすることは考えられます。
濃い体毛やひげを薄くする6つの方法
ここからは、気になる体毛やひげを薄くする方法を、6つご紹介します。それぞれのケア方法と、メリット・デメリットを紹介しますので、ご自身に合う体毛の処理方法を見つけてくださいね。
1 クリニックやエステサロンでの脱毛
確実に体毛やひげをなくしてツルツルになりたい方は、クリニックの医療脱毛がおすすめです。
クリニックで行う医療脱毛は、レーザーで毛の生える組織を破壊する方法なので、少ない回数で確実に脱毛することができます。回数を重ねることで、永久脱毛が叶うこともメリットです。一方で、金額が高いことや痛みが強いというデメリットもあります。
エステサロンで取り入れられている光脱毛は、光で毛の生える組織にダメージを与える方法です。医療脱毛に比べて痛みは弱いですが、回数を重ねる必要があるため手間と時間がかかります。
また、毛を細くして目立たなくさせたり、生えるスピードを遅らせたりすることはできますが、永久脱毛はできない点に注意してください。
<クリニックやエステサロンで脱毛するメリット>
- 医療脱毛では永久脱毛が叶う、少ない回数で効果実感を得られる
- エステサロンでの光脱毛は照射回数が多くなるけれど、比較的痛みが弱い
<クリニックやサロンで脱毛するデメリット>
- どちらも費用が高い
- 医療脱毛は出力が高いため痛みが強い
- 光脱毛は回数を重ねる必要がある
- 光脱毛は永久脱毛ではない
2 家庭用脱毛機で脱毛する
家庭用脱毛器とは、一般人が家庭で脱毛が行えるように、レーザーのパワーが調整された脱毛アイテムのこと。その最大のメリットは、自宅で手軽に光脱毛ができること。医師やスタッフに身体を見られずに済みますし、クリニックやサロンに通う必要もありません。経済的な負担も軽減できます。
ただ、ご家庭で安全に脱毛ができるように、家庭用脱毛器のレーザーの出力は抑えられているため、1回の脱毛効果が低く、時間をかけて定期的にケアをする必要があります。
<家庭用脱毛器で脱毛するメリット>
- クリニックやサロンに行かずに自己処理できる
- 医師やスタッフに身体を見られずに済む
- クリニックやサロンに比べて安価
- 好きな時間に自己処理ができる
<家庭用脱毛器で脱毛するデメリット>
- 出力パワーが弱いため1回の脱毛効果は低く根気が必要
- 永久脱毛ではない
- 一定の周期で処理が必要なため自己管理が難しい
3 除毛クリームで除毛する
除毛クリームとは、毛が気になる箇所に塗布することでその部分の毛が溶け、体毛を処理することができるクリームのことです。除毛クリームには、毛の主成分であるたんぱく質を溶かす有効成分「チオグリコール酸カルシウム」が配合されていて、体毛の処理を簡単に行うことができます。コストを抑えて自己処理をしたい方におすすめといえるでしょう。カミソリで剃る方法に比べて肌を傷つけることなく、仕上がりもチクチクせず快適です。除毛後、個人差はありますが、1週間前後は除毛クリームの効果が続きます。
ただし、チオグリコール酸カルシウムは、肌への刺激を感じる人もいるため、除毛成分に加えてケア成分や美容成分が配合されているものを選ぶようにしてください。継続して使用することで減毛も期待できます。
初めて使用するときや肌の調子が不安定なときは、パッチテスト(二の腕の内側に少量の除毛クリームを塗布後、5~6分置いて洗い流し、24時間後に赤みやかぶれが出ないか確認する方法)を行ってから使用することを忘れずに。なお、除毛クリームは顔には使用できないため、ひげを除毛することはできません。
<除毛クリームで脱毛するメリット>
- 低価格で脱毛できる
- 肌への負担が少ない
- 毛が伸びるときのチクチク感がない
- 胸毛、すね毛、ももの上の毛など広範囲に使用可能
<除毛クリームで除毛するデメリット>
- メーカーによって稀に有効成分が肌に合わない場合がある
- 顔やVIOなど、特に粘膜に近い部分には使用できない
- 永久脱毛ではない
4 ブラジリアンワックスで脱毛する
ブラジリアンワックスとは、はちみつや砂糖などを原料とした粘着度の強いワックス剤を体毛が気になるところに塗って待ち、固まったら一気にはがす脱毛方法のことです。全身の毛のほか、ひげやVIOなどに使うことも可能で、脱毛効果が約2~3週間と比較的長いことが特徴です。
しかし、ワックスをはがす際に角質層もいっしょにはがしてしまうため、肌への負担が大きく色素沈着が起こるおそれがあり、痛みもかなり強いのがデメリット。ご自身で処理される場合は、はがすことを考えて、広範囲ではなく部分的に小さな範囲で行うこと。また、ワックスをはがした後に保冷剤などを使ってすぐに肌を冷やすようにしてください。
<ブラジリアンワックスで脱毛するメリット>
- 個人差はあるものの脱毛持続期間が比較的長い
<ブラジリアンワックスで脱毛するデメリット>
- 肌への負担が大きい
- 角質層もいっしょにはがすため、肌トラブルや色素沈着が起こる可能性がある
- ワックスをはがす際に強い痛みを伴う
5 ムダ毛ケア※ローションで毛を薄くする
ムダ毛ケアローションとは、毛の成長を阻害する 成分によって、だんだん目立たなくなってきたり、生えづらくしたりするローションのことです。痛みがなく、肌への負担もありません。同時に保湿もできるため、肌のコンディションを整えることもできます。体毛が薄くなったこと実感するまでに3ヵ月程かかりますが、そのほかのデメリットがないおすすめのケア方法。自然な形で体毛を減らしたい、ケアしたいという方にはぴったりのアイテムです。
男性はメンズ用のムダ毛ケアローションがおすすめです。 除毛クリームと合わせて使うことで、より体毛を目立たなくさせることができますよ。
<ムダ毛ケアローションで毛を薄くするメリット>
- どんな肌質でも簡単に取り入れられる
- 肌への負担がほとんどなく安心して続けられる
- 保湿効果もあるため、肌のケアもできる
- 除毛クリームとの合わせ使いが効果的
<ムダ毛ケアローションで毛を薄くするデメリット>
- 効果実感には個人差があり3ヵ月程かかる
6 ボディトリマーで自己処理する
男性の体毛の処理に特化したボディトリマーは、VIOなどデリケートな部分の除毛におすすめです。
最近では、処理したい箇所に特化した商品やシェーバータイプ、トリマータイプなど、さまざまな商品が販売されています。肌を傷つけにくい仕様のものが多く、気になったときにサッと体毛を処理できるところがメリットです。
デメリットとしては、生えている毛をカットしているだけなので、すぐに伸びてきてしまうこと。生えてくるたびに自己処理が必要なので手間がかかります。
<ボディトリマーで自己処理するメリット>
- VIOなどデリケートな部分に特化している商品もある
- タイプ、形がさまざまなので、シーン別に選択できる
- カミソリに比べて肌を傷つけにくい
<ボディトリマーで自己処理するデメリット>
- 除毛なので、生えてくるたびに自己処理が必要
- チクチクする
- 使用後、トリマーの手入れが必要
【まとめ】
毛深いことに悩んでいる男性は、除毛クリームとムダ毛ケアローションの合わせ使いがおすすめ
体毛が濃くなる原因は、男性ホルモンの分泌が密接に関わっています。日頃の外部刺激や食生活などを含む 生活習慣を見直すことで、過剰な男性ホルモンの分泌を抑制することができますが、遺伝による影響は避けられません。
そんな男性の体毛には、除毛クリームとムダ毛ケアローションの合わせ使いがおすすめです。すぐに始めやすいお手頃な費用で、かつ肌への負担も最小限に抑えながら除毛することができます。
生活習慣の改善と除毛アイテムを組み合わせて、自分のスタイルで体毛のケアを楽しんでみてはいかがでしょうか。
※ 本ページでいうムダ毛ケアとは、ムダ毛処理後の肌を整え、お手入れを楽にするということです。