ムダ毛処理・ケアのお悩み解決記事を探す
高校生のすね毛処理はどうする? 男子も女子も即実践できる方法
公開日:2022.10.12 更新日:2024.02.21
男女ともに気になりがちなすね毛。高校生が取り入れやすい自己処理法やケアにおけるポイント、男子はどこまでケアするべきかといった疑問などについて解説します。
性別を問わず、一人ひとりの意思や個性を尊重する時代となり、従来は「女子がやるもの」とされてきたムダ毛ケアに取り組む男子が増えています。多感な年代ですから、中学生のときは気にならなかったすね毛が高校生になって急に気になりだした…と、ムダ毛のケアを検討する男子もいるのではないでしょうか。
ここでは、すね毛に悩む男子と女子が即実践できる毛の処理方法や、ケアにおけるポイントなどについて詳しくご紹介します。
高校生のすね毛処理の選択肢は?
高校生の場合、普段はあまり気にしていなくても、修学旅行や体育祭など、肌を見られる機会のあるイベント前に、体毛の処理を検討する場合が多いかもしれません。目立つすね毛を簡単に自己処理するには、どのような方法があるのでしょうか。具体的な選択肢とメリット・デメリットをご紹介します。
カミソリ
自由になるお金が限られている高校生にとって、最もハードルが低く試しやすいのがカミソリです。ドラッグストアはもちろん、コンビニでも購入でき、非常に安価なので、初めてのすね毛処理の方法として選ぶ人は多いでしょう。
「医療機関などでいきなり全部脱毛するのはちょっと怖い」「親の許可がもらえそうにない」という場合にも、カミソリなら自分のお小遣いで気軽に試すことができます。表面のムダ毛を一瞬できれいに除去できるので、体育祭や修学旅行の前など、急いですね毛をなくしたいときにも便利です。
ただし、カミソリは毛だけではなく肌表面の角質もいっしょに削ってしまうことから、肌をガードする力が弱くなり、使用後は肌が乾燥します。そのため、お手入れ前後は保湿ケアを欠かさないようにするのがポイント。また、毎日カミソリを使うのは避け、1週間に1回程度の使用を目安にしてください。毎回できるだけ新しい刃を使うことで、肌への負担を最大限抑えることも大切です。
電動シェーバー
カミソリより少し費用はかかるものの、比較的安価なのがボディ用の電動シェーバーです。刃が肌に直接あたらない分、肌への負担はカミソリより軽めなので、ムダ毛処理後の肌荒れが気になる方にも適しています。
一方で、カミソリのように深剃りできないことから、つい刃を押しあてて皮膚を傷めてしまうリスクも。特に、骨などで入り組んでいる部位は剃りにくいため、細心の注意を払って剃るようにしましょう。カミソリと同様に、処理の前後の保湿は忘れずに行ってください。
除毛クリーム
肌に比較的負担をかけることなく、広範囲の毛を一度に処理できるのが除毛クリームです。ムダ毛を覆い隠すようにクリームを塗り、5〜15分程放置したら拭き取って洗い流すだけで、しっかりムダ毛を取り除けます。1度除毛すれば、3日から1週間はムダ毛を気にせず過ごせるのもメリットでしょう。
なお、除毛クリームはムダ毛の主成分であるケラチンを溶かすことで毛を取り除くもので、基本的には肌を傷つける心配はないとされています。ただし、製品によっては肌への刺激を感じる場合もあるため、肌荒れが心配な方は、肌をいたわる成分が同時に配合されている除毛クリームを選ぶことがポイントです。
除毛クリームでの肌トラブルを防ぐには、推奨される放置時間を守ること、肌が弱い方は使用前に腕の内側などでパッチテストをして反応を見ておくことも大切です。
ワックス脱毛
ムダ毛を処理したい場所にワックスを塗ってはがすことで、毛根から一気に引き抜く方法です。気になるムダ毛が一気になくなり、達成感を得やすい一方、はがすときの痛みが強かったり、肌の弱い部分や敏感肌だと赤みやヒリヒリした痛みが続いたりする可能性があることがデメリットです。
なお、使用後は肌が熱を持ちやすいため、すぐに冷やすことが大切です。
医療機関や脱毛サロン
医療機関や脱毛サロンでの施術は、セルフケアに比べてはっきりと効果が出ます。注意すべき点としては、医療機関のレーザー機器は効果が高い分出力が強く、リスクも大きくなることです。やけどのリスクがゼロではありませんし、レーザー治療の前後で毛質が変わってしまう(反対に太くなるなど)場合もあることは、知っておくべきです。
また、脱毛サロンでの施術は医療機関ほどの強い出力ではないため、永久脱毛はできません。それでも随分毛が減ったようには感じるはずですが、効果を維持するためにはコストや時間をかけて、何度も施術に通う必要があります。
すきカミソリ
今あるすね毛を完全に除去するのではなく、毛量を減らしたり、脱色して目立たなくしたりする方法もあります。男子に比較的多い「すね毛が完全になくならなくても目立たなければいい」というケースでは、すきカミソリが気軽に手に取りやすい選択肢だといえるでしょう。
使い方はいたって簡単で、カミソリと同様に肌の上ですきカミソリを滑らせると、簡単にすね毛を短く・少なくすることができます。ただし、カミソリと同じく使用後に乾燥を感じたり、伸びてきた毛がチクチクと不快に感じたりすることがあります。
ボディトリマー
ボディトリマーも、すきカミソリと同様に「今あるすね毛をある程度減らしたい」と考える男子におすすめのアイテムです。自分好みの長さにすね毛を短く整えることができます。
また、カミソリと違ってボディトリマーなら刃が直接肌にふれないため、肌への負担を抑えつつ、今あるムダ毛を減らせる点が魅力でしょう。
脱色クリーム
「すね毛を目立たないようにしたい」と考える男子は、脱色クリームも検討したい選択肢のひとつです。毛量に変化は生じませんが、脱色クリームは抜いたり剃ったりすることなく、すね毛を脱色することで毛の印象をやわらげることができます。
ムダ毛ケア※ローション
毛量を減らす手段として、ムダ毛ケアローションを使うのもおすすめです。ムダ毛ケアローションは、女性ホルモンに似た構造を持った豆乳イソフラボンなどの成分を配合し、男性ホルモンの働きを抑えることで抑毛効果を期待するものです。使用後すぐの効果は期待できませんが、毎日継続的に使用することで、長期的には毛量や毛質などが低下していきます。
そもそも、男子のすね毛はどこまで処理すべき?
高校生のすね毛に対する意識はさまざまです。本人の美意識や、日常生活に支障が出ている度合いによって、すね毛に対する感覚は変わってくるでしょう。
とはいえ、昔に比べると、男女ともに比較的早いうちからムダ毛処理を考える人が増えました。最近では男性の美容についてメディアなどで紹介されることも増え、お手入れが身近になってきています。芸能人やモデルが体毛を処理したツルツルの肌で雑誌などに登場している姿を見ると、お手入れへの意欲が高まったり、自分の体毛が濃いことを「恥ずかしい」「清潔感がない」などと捉えたりすることもあるかもしれません。
そのため、男子のすね毛ケアに「こうなったら処理するべき」「ここまでなら大丈夫」といった確実な目安はなく、本人の気持ち次第ともいえます。
ただし、モトクロスやトライアスロンなど、すね毛があると転倒した際にできたすり傷などの手当がスムーズにできず、ばい菌が入って傷を悪化させてしまう可能性もあるため、処置がしやすいようにすね毛を処理するのが一般的です。こうしたスポーツで着用するウェアは、体にぴったりと密着し、かつすねを出すタイプのウェアなので、すね毛を剃ることで全体がすっきり見えるのもメリットといえます。
一方で、「適度にすね毛を残したい」と考える高校生も多いはず。すね毛が濃すぎるのも、ツルツルしすぎるのも周囲の目が気になってしまうなら、前述したようなすきカミソリですね毛を間引いたり、脱色したり、除毛クリームやムダ毛ケアローションを使用する方法でお手入れしてみてください。
いずれにしても、体毛をコンプレックスに感じすぎずに、自信を持って高校生活を送れるようなケアを行うことが大切です。周りが体毛の処理をすすめることもあるかもしれませんが、本人の気持ちを大切に、それぞれに合った方法を選ぶのが望ましいといえます。
すね毛処理のポイント
すね毛を処理する場合、意識したいのはどのような点でしょうか。ポイントを3つまとめました。
体毛処理をする前後の保湿を徹底する
体毛処理をするときは、基本的には前後の保湿がセットと考えてください。「ムダ毛をなくす」ことに集中しがちかもしれませんが、カミソリなどで体毛の自己処理をする際は、先に保湿ケアを済ませておきましょう。
さらに、体毛処理をした後の肌は乾燥しやすくなっていますから、ローションなどで潤いを補給し、クリームで潤いを閉じ込めることが大切です。
なお、保湿のときに抑毛効果が見込める豆乳イソフラボンなどが配合されたローションを使えば、長期的には毛質や毛量が低下することが望めるため、お手入れの間隔が空いていき一石二鳥です。
日焼けをしたらムダ毛処理は控える
日焼けは肌が炎症を起こしている状態であり、いわばやけどをしているようなものです。日焼けした肌のまま体毛の処理をすると、肌のダメージを加速させ、トラブルにつながりかねません。日焼けをしてしまったら、肌が落ち着くまでは保湿ケアに努め、脱毛・除毛の方法にかかわらずムダ毛処理は控えたほうが無難です。
なお、体毛の黒い色素に反応して毛根に熱ダメージを与えることで脱毛するレーザー脱毛や光脱毛は、日焼けをした肌の色にも反応し、深刻な肌トラブルを招く可能性があるため、医療機関や脱毛サロンでは、日焼け後の肌への施術は断られることが一般的です。
永久脱毛をするなら、ホルモンバランスが安定した後に
高校生は第二次性徴のさなかにあり、男子も女子も男性ホルモンの分泌量が増えることから、体毛が濃くなります。加えて、体毛が生え変わるサイクルである毛周期も安定していません。医療機関や脱毛サロンでの施術を受けても、再び体毛が生えてきてしまう可能性があります。
ホルモンバランスが安定する時期までは、除毛クリームや電動シェーバーなどでのお手入れを行い、25歳くらいを目安に医療機関などでの脱毛に切り替えるといいでしょう。
【まとめ】
頻繁な処理は避け、自分に合ったすね毛のケアを取り入れよう
個人差はあるものの、腕や脇と同じかそれ以上に、すね毛を気にする方は多いものです。気になってしまう分、頻繁に自己処理したくなるかもしれませんが、お手入れのしすぎは肌トラブルの元。体毛処理は肌への負担がかかりすぎない頻度で行うことが大切です。
ご紹介した方法の中では、日々のローション使いとセットで定期的な除毛クリームのダブル使いを実践すると、次第に毛量などが低下していき、自然とお手入れの間隔も空いていくでしょう。いずれの方法で処理する場合も、保湿ケアはお忘れなく。今回の記事を参考に、自分に合ったすね毛のケアを始めてみませんか?
※ 本ページでいうムダ毛ケアとは、ムダ毛処理後の肌を整え、お手入れを楽にするということです。