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毛が濃い高校生はどうしたらいい? 女子の深い悩みを解決する方法

公開日:2022.10.12

高校生の女子では、「毛が濃い」という悩みを人知れず抱えていることも。毛深くなる原因から対策、自分で取り組めるお手入れの方法まで、詳しく紹介します。

多感な時期にある高校生は、外見のちょっとした特徴を気に病み、コンプレックスを抱えがちです。毛が濃いこともそうした悩みのひとつ。多感な時期は悩みが深まった結果、人目を避けたり、思いつめたりするケースも少なくありません。

特に、指定の制服や体操着を着用する学校では、生徒が主体的に体毛の隠れる服を選ぶこともできません。女子の場合は、男子ならあまり気にならないすね毛や脇毛の露出に悩むこともあるのではないでしょうか。

ここでは、毛が濃いことに悩んでいる高校生の女子が取り組める体毛のお手入れの方法や、毛深くなってしまう原因や対策などについて詳しくご紹介します。

悩める高校生女子…そもそも体毛が濃くなってしまう原因は?

「自分の体毛が人に比べて濃い…」と感じる場合、そこにはどのような原因が潜んでいるのでしょうか。まずは、考えられる原因について解説していきます。自身の生活習慣などと照らし合わせながら、チェックしてみてください。

高校生の脱毛や除毛、どうしてる?周りに相談しづらい「毛深い」悩み

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成長期ならではのホルモンバランスの変化

高校生は第二次性徴の時期にあたり、女子でも男性ホルモンの分泌量が増え、毛が濃くなる傾向があります。運動によって増えることもわかっており、日常の活動量が多く部活などで懸命に体を動かしている女子は、男性ホルモンが増加することが比較的多いです。

男性ホルモンには、自立や独立を促す力があります。高校生活において、場合によっては男子よりも活発で主体性がある女子が多いのは、高校生の女子の男性ホルモンの分泌量が関係しているからだとも考えられます。

寝不足から来るホルモンバランスの乱れ

「成長ホルモン」という言葉を聞いたことがある人は多いと思います。成長ホルモンは、小児の身体的な成長だけでなく、人間の代謝の調節や、免疫機能の維持などにも関わる重要なホルモンです。この成長ホルモンが分泌されるのは、熟睡しているときだけ。つまり、体のバランスを整えるには、ぐっすり眠る必要があるのです。
十分な睡眠時間を取れない日が続いたり、眠りが浅かったりすると、自律神経の働きが低下してホルモンバランスが乱れるに伴い、体毛が濃くなったり多くなったりすることがあります。

食習慣の乱れ

高校生になると、バイトを始めるなどして自由になるお金が増え、友達と学校帰りにカフェなどに立ち寄る機会が増えるかもしれません。おいしいスイーツは会話を弾ませますし、勉強や部活で疲れたときに甘い物を食べると、気力も体力も復活するような気がするものです。

高校生は活動量が多い時期なので、食べすぎなければ問題ありませんが、「際限なく食べる」「毎日のように食べる」といった偏った食べ方は避けてください。糖質や油を多く含む食べ物は、体毛を濃くする原因である男性ホルモンと深い関係にあり、体毛の悩みを助長する可能性があります。

なお、糖質が多く含まれる食べ物はGI値(食後血糖値の上昇度)が高く、食後は一気に血糖値が上昇します。すると、大量のインスリンが分泌され、エネルギー源として利用されますが、余りは男性ホルモンを合成する原料のひとつになってしまいます。

隠れた病気

過剰に体毛が生える「後天性の多毛症」は、美容的・精神的に問題になるだけでなく、背景に病気が隠れていることもあります。特に、女性でもみあげや顎、胸などの体毛に男性的な特徴が見られる場合は、重篤な内分泌疾患によって引き起こされていることも疑わなくてはいけません。

考えられるのは、卵胞がなかなか育たず排卵しない「多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)」で、この場合は男性ホルモンの分泌をコントロールすることができません。結果として、男性ホルモンの血中濃度が高くなり、やわらかく細い毛も硬く太い毛へと変わってしまいます。

遺伝によるもの

生まれつき体毛が濃かった方は、遺伝が強く疑われます。両親をはじめ、親族の中の誰かに毛深い方がいる場合も、持って生まれた体質の可能性が高いといえるでしょう。

毛深さに悩む高校生の女子が取り入れたい対策は?

毛が濃くなってしまう原因について押さえたところで、実際に悩みを抱えている場合に取り入れられる対策について、詳しく見ていきましょう。取りうる対策は、次の3つです。

ストレスを溜めない

人が生きていく上で、一定のストレスがかかるのはやむをえないことです。適度なストレスは心を成長させるともいわれていますが、過度のストレスは考えもの。心身ともに負担がかかり、体毛を濃くする遠因になることもあります。

高校生は、勉強や進路、顔、体型、学校生活、友人関係のことなど、悩む場面が多いかもしれません。厚生労働省の調査によれば、高校生の80%以上が何らかの不安や悩みを抱えていることがわかっています。
受験や部活などでがんばる機会が多いかもしれませんが、強いストレスを感じたら、「原因を見つけて距離をとる」「第三者に相談する」といった対策を早めにとりましょう。

生活習慣や食習慣を見直す

良質な睡眠を十分にとり、油っこい物や甘い物を食べすぎないようにしましょう。インスリンを大量に分泌しても処理しきれなかった血糖は脂肪として体に蓄積されますから、太りすぎや体毛を不必要に濃くしないためにも、甘い物や炭水化物といった高GI食品のとりすぎには気をつけてください。

一方、低GI食品には、肉や魚などのたんぱく質、乳製品のほか、でんぷん質を除く野菜などが該当します。ムダ毛が気になっているのであれば、おやつを食べるときはいちごやリンゴ、少量のナッツ類、プレーンヨーグルトといった、低GI値の食品を選ぶのがおすすめです。

病院を受診する

生まれつきの多毛であっても、実は男性ホルモンが過剰に分泌される病気が原因であることも考えられます。中には、卵巣の病気や脳腫瘍が見つかるケースもあるようなので、過剰な体毛に悩んでいる場合は、一度医療機関を受診し、原因を見極めた上で対策をとるようにしましょう。

気になる部位ごとに、おすすめのケア方法をチェック!

ここからは、体毛が気になりがちな部位ごとに、自己処理の方法とコツをご紹介します。パーツ別に正しい体毛の処理方法を確認してから、お手入れを始めましょう。

中学生・高校生の脱毛はどうする?部位別の自己処理を正しく知ろう

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顔:ローションや電動シェーバーでケアする

顔色をくすませる原因にもなる顔の毛は、毎日鏡で見る部位だけに気にする人が多いもの。鼻からうなじを結んだ線から上は女性ホルモン、下は男性ホルモンが優位なので、男性ホルモンが多いと口周りのひげが濃くなりがちです。

出掛ける直前に気づいても処理が間に合うのは手軽なカミソリでのケアですが、顔は肌がやわらかく傷つきやすいので、あまりおすすめできません。どうしても剃りたい場合は、保湿をしっかりしてから、毛流れに沿って優しく一度だけ剃るようにしてください。
また、カミソリより肌の負担が軽いのは電動シェーバーです。ローションで十分に保湿してから少しずつ剃っていきましょう。ただし、深剃りはできないので生えてくるのは早めです。

いずれにしても、顔の皮膚に刃をあてるのはリスクが高いので、豆乳イソフラボンなどを配合し、抑毛効果が見込めるローションなどを使って剃らずにケアするのがおすすめです。

腕や指:除毛クリームやカミソリでのお手入れを

夏服や体操着になったとき、人目にさらされやすいのが腕の毛です。カミソリを使う場合、肩口からひじ、腕の表側、手の甲に向かって、上から下へ、毛流れに沿って滑らせるように剃りましょう。肌を傷つけないよう、何度も剃ったり、刃を強く押しつけたりするのは避けてください。

除毛クリームを使うのもおすすめで、使っていくうちに徐々にお手入れの間隔が空いていくことが多いです。さらに、除毛クリームは毛先を丸く除去するため、伸びてきた毛もチクチク感じません。

一方、指は幅が狭いので剃りにくく、カミソリの形状によっては関節部分やしわに引っかかってしまうことも。そのため、腕を除毛クリームでお手入れするときに、指まで併せてお手入れしてしまうのが、負担が少ないかもしれません。

脚:除毛クリームでまんべんなくお手入れがおすすめ

制服のスカートの裾から見える脚も、高校生の女子にとっては気になる部位のひとつ。脚の毛をカミソリで剃るときは毛の流れに沿って、上から下へと動かしましょう。範囲が広いので、裏側やひざ周りなどに剃り残しができないように意識します。

除毛クリームを使えば、クリームをまんべんなく脚全体に塗布し、一定時間置いたら拭き取って洗い流すだけなので、広範囲の毛も一度に処理できます。ムラなくスピーディーにお手入れできる点や、毛の断面が丸くなるので伸びてきてもチクチクしない点は、メリットに感じるはずです。

脇:基本は除毛クリームで、カミソリを使うなら工夫が必要

脇毛は皮膚が薄いので、カミソリはできるだけ避けたほうが無難です。急いでいてどうしてもカミソリで処理したいときは、腕を高く上げて脇をできるだけ平らにし、刃を斜めにあてて剃ってください。
よりきれいに、伸びてきたときもわかりにくくしたいなら、除毛クリームを使うのがおすすめです。毛を根本から溶かすので、処理後も黒いぶつぶつが残りにくく、毛の先端も溶けて丸くなるためチクチクしづらいことをメリットに感じるでしょう。

うなじから背中:人の手を借りて、カミソリや除毛クリームでお手入れして

自分では全体の状態が把握できず、腕が届く範囲も限られるうなじから背中。自己処理が難しいため、カミソリ・除毛クリームのいずれを使うにしても、安全かつ抜かりなく処理するためには、人の手を借りるのがベストです。

なお、うなじはどこまで処理するかの見極めが難しいので、できれば美容室などでプロの手を借り、髪との境界ラインをあらかじめ教えてもらうといいでしょう。

VIO:下着からのぞく部分のみ除毛クリームや電動シェーバーを使うのがおすすめ

VIOは皮膚が非常にデリケートで、凹凸も多いため慎重なお手入れが求められます。カミソリなどで安易に処理をすると、チクチクしたりかゆみが出たり、不快感を伴うことがあるかもしれません。

除毛クリームを使うなら、使用可能な部位にVIOが含まれていることを必ず確認してください。また、安価すぎる製品は避け、肌をいたわる成分が配合されている製品を選ぶことも大切です。なお、Vラインは使用可とする一方で、IOには使えない除毛クリームも多くあります。IOでは粘膜にクリームがふれて、肌トラブルを招くリスクがより高くなることが理由です。

これらを総合すると、VIOに関しては、高校生のうちは水着や下着からのぞく部分のみを除毛クリームや電動シェーバーで処理し、大人になってからVIOの医療脱毛を検討するのがいいでしょう。

頻繁な処理はNG!体毛の自己処理におけるポイントは?

体毛の自己処理は、手軽に見た目をきれいにできることから、少しでも伸びてきた毛が気になると、頻繁に処理をしてしまいがちです。しかし、方法を問わず、短期間に何度も処理すると肌にダメージが蓄積していくことをお忘れなく。

カミソリや電動シェーバーで処理すると数日でムダ毛が目立ち始めるため、1週間に1度くらいのペースで処理したくなりますが、ぐっと我慢して2週間は空けることがポイントです。特に顔は、ターンオーバーの周期に合わせて、4週間に1度くらいのケアを目安にしてください。

体の場合、処理回数を減らすためには、除毛後生えてくるまでの期間が比較的長くなる、除毛クリームを検討するといいでしょう。また、顔の場合は豆乳イソフラボンなどを配合したローションを毎日の保湿ケアに使うことで、口周りなどのムダ毛を、長期的な目線で減らしていくことが理想です。
いずれの方法を選んでも、体毛のお手入れの前後は保湿ケアを欠かしてはいけません。

【まとめ】

体毛とうまく向き合って、充実した高校生活を

一度自分の体毛が気になり始めると、何をするにも「周りが自分の体毛に注目しているのでは?」などと不安を覚えがちかもしれません。しかし、本来は体毛を気にせずに、一度しかない高校生活を楽しみたいもの。
体毛が気になる部位ごとに適切な方法でお手入れに取り組めば、気に病みすぎずに、日常のさまざまなことに取り組めるはず。もちろん、顕著な体毛の濃さを実感していたら、医療機関に相談することも検討してください。生活習慣の改善と併せて、自分に合ったお手入れで、理想の肌に近づいてみませんか?

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