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除毛クリームの仕組みとは?中学生や高校生、敏感肌でも使える?

公開日:2022.12.08

気になるムダ毛を簡単に処理できる「除毛クリーム」。ムダ毛は気になるけど、美容サロンやクリニックに通う時間やお金はないという中学生・高校生の中には、自宅でできる体毛の処理方法として除毛クリームに興味を持つ人も多いでしょう。そこで気になるのが、除毛クリームの仕組みや効果です。

ここでは、「なぜクリームを塗るだけで除毛できるの?」「中学生、高校生が使っても問題はないの?」といった疑問に答え、除毛クリームの選び方・使い方をわかりやすく解説します。

ムダ毛を溶かして取り除く除毛クリームとは?

除毛クリームは、ムダ毛をやわらかくしたり、溶かしたりする作用があるクリームです。スパチュラ(化粧品の剤を容器から清潔に取るためのヘラのような道具)などを使ってムダ毛が気になる部分に均一に塗り広げ、5〜10分程度時間を置いてからクリームを拭き取って洗い流すだけで、簡単にムダ毛を取り除くことができます。
除毛クリームは、カミソリで剃るよりもしっかりと毛を取り除けるので、きれいな状態が長く続きます。処理の頻度は人によって、また部位によって差がありますが、3~7日はムダ毛を気にせず過ごせるでしょう。

なお、除毛クリームの効果はあくまでも毛を取り除く「除毛」であって「脱毛」ではないため、定期的なお手入れが必要です。商品によっては、継続的に使用すれば毛の本数や質が少しずつ低下していく成分が配合されたものもあるので、そうした場合は即効性だけでなく長期的な減毛効果も期待できます。

除毛クリームを使うメリット・デメリット

除毛クリームの最大のメリットは、広い範囲の毛を一度で効果的に除去でき、医療脱毛や美容脱毛と比較すると安価である点。除毛の選択肢としては、比較的コストパフォーマンスの良い方法であることも魅力です。毛の太さや濃さにかかわらず使用できるため、使う人も選びません。
また、カミソリと比較すると肌への負担が少ない上、「お出掛け前に急いでムダ毛を処理したい」といった場合にも、肌の黒ずみや炎症、埋没毛のリスクを気にせずスピーディーに処理することができます。

ただし、人によっては、除毛クリームを一定時間肌の上に置いておくのがおっくうに感じたり、一時的に肌が赤くなったりする場合も。除毛クリームは、一般的に肌が薄く敏感な顔や、デリケートゾーンには使用できない点にも注意しましょう。

【ムダ毛処理】除毛クリームとカミソリのメリット・デメリットについて徹底解説!

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毛の結合を断ち切る、除毛クリームの有効成分

ほとんどの除毛クリームには、有効成分として「チオグリコール酸カルシウム」が含まれています。
パーマ液などにも含まれるチオグリコール酸カルシウムの効果は、たんぱく質を溶かすこと。毛のほとんどを構成するケラチンは、アミノ酸が結合してできているたんぱく質なので、チオグリコール酸カルシウムを塗布することによって結合が切断されてゆっくりと溶けていきます。除毛クリームを塗って放置することで毛が溶け、それを拭き取ると除去できます。

除毛クリームに含まれるチオグリコール酸カルシウムは、肌への影響がない配合量に抑えられているほか、多くの場合は保湿成分などがプラスされ、より肌のことを考えた仕様になっています。

中学生・高校生や敏感肌の人に、除毛クリームをおすすめする理由

中学生・高校生がムダ毛を処理する場合、思春期の体の仕組みを踏まえて体毛の処理方法を決定することが大切です。

第二次性徴のさなかにある中学生・高校生は、男性ホルモンであるテストステロンが男女共に多く分泌されており、体毛が濃くなります。また、細胞が活発に働く時期だからこそ体毛そのものの生命力も強く、永久脱毛で毛根から取り除いても、また生えてくる可能性があります。そのため、コストと時間がかかる美容脱毛や永久脱毛をしても、期待するパフォーマンスは得づらくなってしまうかもしれません。
こうした理由から、ホルモンのバランスが安定するまでは、家庭でできる除毛に徹し、成長期が明けてから脱毛を選択肢に加えるのがおすすめです。

ただし、家庭で行う除毛にも注意点はあります。除毛は肌表面の毛を取り除くだけで毛根は残っているので、脱毛よりは処理の頻度が多くなります。かといって、カミソリで頻繁に処理していると、肌の表面が削れて乾燥や肌荒れを引き起こしかねません。こうした事情を考慮すると、中学生・高校生の場合は、肌への負担が少なく、継続的な使用で減毛効果も見込める除毛クリーム(や抑毛ローション)が適しているでしょう。

中学生・高校生や敏感肌の人が除毛クリームを選ぶ際の注意点

成長過程にある中学生・高校生や肌が敏感な人が除毛クリームを選ぶ場合、どのような点に注意するといいのでしょうか。

前述したとおり、除毛クリームには、有効成分であるチオグリコール酸カルシウムのほかに、さまざまな成分が配合されています。まずは、パッケージの裏面などに印刷されている成分表をチェックし、保湿成分や整肌成分が含まれていることを確認しましょう。
例えば、下記のような成分です。

<肌をいたわる成分例>

  • オウゴンエキス
  • イタドリ根エキス
  • カミツレ花エキス
  • カンゾウエキス
  • ツボクサエキス
  • チャ葉エキス
  • ローズマリーエキス
  • 大豆エキス

上記の成分の中でも、女性ホルモン「エストロゲン」(卵胞ホルモン)に似た働きをする大豆イソフラボンから摘出される大豆エキスは、保湿効果や美肌効果も期待できる成分です。除毛によって起こる毛穴周りへの刺激を軽減しながら、どうしても乾燥しやすい除毛後の肌をしっとり整えてくれます。使い続けることで、ムダ毛の発毛を抑える効果まで期待できるのも魅力です。

また、中学生・高校生がお小遣いの中から自分で買う場合、どうしても値段に目が行きがち。ただ、あまりに安価な製品は、毛を取り除くことはできてもメンテナンス成分や保湿成分などが入っていないということを、意識することも大切です。成分を見て判断するのは難しいものですが、値段相応の肌をいたわる成分が配合されていることもありますから、費用と内容のバランスを考えながら、自分に合った除毛クリームを見つけてみてください。

ただし、どんなに肌をいたわる保湿成分などが配合されている除毛クリームでも、万人に合うとは限りません。肌への影響には個人差があり、人によっては赤みやかゆみが出る場合もあります。
なお、使用時には、下記の点にも注意することが大切です。

パッチテストをしてから使う

肌が弱いという自覚のある人は特に、使用前に腕の内側などでパッチテストをするのがおすすめです。

続けて使用しない

一度でうまく除毛しきれなかったからといって、同じ日に続けて使用すると、肌に負担がかかります。いったん間を空けて、翌日以降に使用することをおすすめします。

生理中は使用を避ける

生理中は肌が敏感な時期で、まれに肌荒れや赤みなどが起きる場合があります。特に、初めて使用する場合、生理中は避けましょう。

日焼けしているときは使用しない

日焼けした肌は、炎症を起こして乾燥しています。いわば、軽度のやけどをしている状態。除毛クリームでさらに肌への負担が加わるのは得策ではありません。除毛クリームの使用は、日焼けが落ち着いてからにするのが無難といえます。

肌をきれいにしてから使う

除毛したい部位に汗や汚れが付着していると、除毛効果が落ちてしまいます。あらかじめきれいに拭き取るか、汚れを洗い流してから使用しましょう。

メーカーが推奨する時間内にクリームを落とす

除毛クリームを肌に塗ってから落とすまでの放置時間は、メーカーごとに一定の時間が決まっています。長く置くほど除毛効果が高まるわけではないので、必ず推奨されている時間を守ってください。

使用後は必ず保湿する

除毛クリームそのものに保湿成分が含まれている場合でも、使用後は乾燥して肌荒れを起こしやすくなります。そのため、毛の処理をした後は、セットで必ず保湿ケアを欠かさないようにしましょう。

使用後は必ず保湿する
【除毛クリームの正しい使い方】短い毛を残さずケアするコツは?脱毛クリームとの違いとは?

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【まとめ】

今の自分に合うムダ毛処理の方法を見つけよう

中学生や高校生でムダ毛が気になり始めたら、成長期であることを考慮して「今の自分に合う方法」を見つけることが大切です。永久脱毛や美容脱毛が難しい中学生や高校生のうちは、除毛や減毛を基本に、肌への負担がかかりづらい除毛クリームや抑毛ローションで乗り切り、ホルモンバランスが安定してから脱毛を含めた選択肢を検討するといいでしょう。
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