ムダ毛の豆知識を知る
自己処理すると毛って濃くなるの?
公開日:2020.12.15
手軽に安くムダ毛を処理できることから、カミソリやピンセット(毛抜き)などでの自己処理が人気です。
一方で「自己処理すると毛が濃くなる?」と疑問をもつ方もいらっしゃるようですが、自己処理によって毛が濃くなることはありません。
しかし毛が濃くなるように感じるのは事実で、これには理由があります。
また、自己処理は肌トラブルを引き起こすことがあります。
この記事では、ムダ毛の自己処理をすることで毛が濃くなるのを心配している方に向けて、毛が濃くなるように見える理由と、自己処理によって引き起こされる肌トラブル、自己処理の注意点について解説します。
自己処理しても毛は濃くならない
ムダ毛を自己処理すると、毛が濃くなったように感じる場合がありますが、自己処理しても、毛は濃くなりません。
普通、毛の先端は、こすれたり刺激を受けたりして自然と細く丸くなっています。 しかし、カミソリなどの自己処理をすると、肌の表面に剃った毛の断面がみえるため、先端より太く濃く感じることがあるのです。
これが、自己処理すると毛が濃くなったように感じる理由です。
自己処理で起こりがちな4つの肌トラブルと注意点
自己処理をしても毛は濃くなりませんが、自己処理によって肌が傷つくことも多く、肌がヒリヒリしたり黒ずんだりする原因となります。
続いて、自己処理に起こりがちな肌トラブルと注意点を、方法別にみていきましょう。
1. カミソリは肌の角質まで剃り落としてしまう
カミソリを使って自己処理をすると、カミソリの刃が毛を剃り落とすときに、肌の角質も一緒に剃り落としてしまいます。 角質を無理やり取られた肌は敏感になり、外部からの刺激を受けて、炎症をおこしたりかゆくなったりするトラブルを起こします。
また、不衛生な刃を使用してばい菌が入ったり、刃が直接肌に当たり、間違って肌を傷つけたりすることもあります。 このようなトラブルを避けるためにも、カミソリでの自己処理はおすすめできません。しかし自己処理の中でも手軽にできるため、カミソリで自己処理をする方は少なくありません。もしカミソリで自己処理を行う場合には以下の注意点に気をつけましょう。
カミソリを使うときの注意点
- 使用するカミソリは刃が欠けていたり古かったりするものは使用せず、新しくて清潔なものを使う
- 自己処理を行う肌には、シェービングクリームなど肌を保護するクリームをたっぷり塗ってから、カミソリを使用する
- カミソリは、毛の流れに沿ってなでるように使う。力を入れたり、毛の流れと反対に剃ったりしない
- 処理後は、カミソリによって肌の角質が取れているため、清潔にして十分保湿し、肌を保護する
2.除毛クリームは肌表面のたんぱく質を溶かす
除毛クリームは、ムダ毛の主成分であるたんぱく質を溶かすことによって、ムダ毛を取り除く方法です。 除毛クリームを肌の上に1~3mm程度の厚さに塗り、10分ほど置いて洗い流せば、肌表面のムダ毛が簡単に処理できます。
手軽で即効性もあるため、便利な自己処理方法ですが、乾燥肌や敏感肌の人は使用後にピリピリ、ヒリヒリといった刺激を感じることもあります。
除毛クリームでの肌トラブルを避けるために、以下の注意点に気をつけましょう。
除毛クリームを使うときの注意点
- 除毛クリームを塗布する前に、長い毛は2~3mm程度になるようにカットしておく
- 除毛クリームを塗布したら、水に濡れないようにする
- 背中やうなじを除毛するときは、髪の毛につかないように気をつける
- 塗布時間を守り、肌へのダメージを防ぐ
- 肌を保護する成分や保湿成分を配合している除毛クリームを使用する
- 除毛後は、肌がダメージを受けているので、十分保湿して肌を保護する
3.脱毛テープは肌の角質もはがす
脱毛テープによる自己処理は、テープの粘着力によってムダ毛を物理的に抜きとる方法です。 「脱毛シート」や「脱毛ワックスシート」とよばれるものもあり、自己処理したいところに粘着面を張り付けるだけで、広範囲なムダ毛を処理できます。
毛を短くしておくなどの事前処理も不要です。 しかし、粘着面に肌も触れることから、肌への刺激も強く、毛が抜けるのと一緒に角質も剥がれてしまうことがあります。
神経や毛細血管が集中する毛乳頭から強い力で毛頭が引き抜かれるので、毛穴が傷つけられることもあります。 肌トラブルを避けるためにもカミソリの自己処理と同様、脱毛テープの自己処理もおすすめしません。どうしても脱毛テープを使わなければならない場合には以下の点に注意しましょう。
脱毛テープを使用するときの注意点
- 脱毛テープを使用する前に、処理する肌を清潔にして温めておく
- ムダ毛が短すぎると抜けにくいので、数ミリ伸びた状態で処理する
- 処理後に保冷剤などを使って肌を冷やす
- 肌を冷やしたら十分保湿をして、肌を保護する
- 使用する部位によって、保湿成分の高いものや粘着力の強いものを使い分ける
4. ピンセットは毛穴を傷つける
ピンセットによる自己処理は、ムダ毛を1本ずつピンセットでつまんで引き抜くだけなので、ワキの下の処理などで手軽に行える方法です。 しかし、誤って皮膚を一緒につまんで傷つけたり、不衛生な用具を使ってばい菌が毛穴に入ったりしてしまうことがあります。
また、脱毛テープと同じように、強い力で毛乳頭から毛頭が引き抜かれるため、毛穴が赤く腫れたり、痒くなったりすることもあります。
さらに毛穴が傷つくことを繰り返すと、毛穴の角質が厚くなり、毛が皮膚の中にうずもれるトラブルも発生してきます。 できれば、ピンセットによる自己処理は避けたほうがよいですが、する場合は以下の点に十分注意しましょう。
ピンセットを使用するときの注意点
- 手やピンセットは消毒してから処理を行う
- 毛の流れの方向に抜く
- 抜いたところはよく冷やして、さわらない
- 処理後は保湿を十分に行い、肌を保護する
【まとめ】
自己処理の肌トラブルを防いで適切な方法で美しい肌を育てよう
自己処理をしても毛は濃くなりませんが、カミソリなどでムダ毛を剃った際にその断面が太く見えて、毛が濃くなったように感じることがあります。
毛が濃く見えることへの対策としては除毛クリームがおすすめです。
除毛クリームであれば毛先を丸く溶かすのでムダ毛の断面がカミソリのようにならず、毛が濃く見えるのを防ぐことができます。
また、自己処理をするときは肌への刺激を最小限にするために、それぞれの注意点に気をつけましょう。いずれの方法においても、処理後の保湿はとても大切です。丁寧に保湿してツルツルなお肌をめざしましょう。
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