



イヌやネコやヒツジは、 体 じゅうにモジャモジャ毛が生えていますね。 動物 の毛にはどんなやくわりがあるのでしょう?
毛には、体が
冷
えてしまわないように、
寒
さから
守
るやくわりがあります。
夏
と
冬
で毛が
生
えかわり、ちょうせいしている動物もいます。わたしたち人間は、冬には夏よりもたくさんの
服
を
着
てあたたかくしますね。
また、毛は
肌
を
太陽
の
光
から守ったり、
雨
をはじいたりもしてくれます。
病
気
の
元
などのあぶないものからも、肌を守ってくれます。
髪
の毛をさわられて、ゾワッとしたことはありませんか?じつは、毛にはネコのヒゲと
同
じように、肌にふれずにモノを
感
じるセンサーのやくわりもあるのです。


人間もおおむかしは、 体 じゅうに 長 い毛が生えていて、 寒 さなどから 身 を守っていました。
長
い
年月
のあいだに人の
生活
は
変
わり、だんだん毛は
少
なくなっていきました。
でも
髪
の毛やまゆ毛やまつ毛、鼻毛などは
今
でもしっかりのこっていて、それぞれ体の
大切
なところを守ってくれています。わき
毛
など、
大人
の体に
近
づくと生えてくる毛もあります。
わたしたち人間は体を守り、
暑
さや寒さをちょうせつするために
服
を
着
ます。だからうでの毛やあしの毛は、なくてもこまることはありません。これからずっと
先
、もっと毛のうすい人間が
出
てくるかもしれませんね。


同 じ人間でも、肌の 色 、 目 の色やかたち、 声 、髪の毛の色や 量 、 背 の 高 さ、体つき、 手 や脚の長さやかたち・・・それぞれみんなちがいます。
それはその
人
の持って生まれた「
個
性
」。
体の毛の生え方もそれぞれちがってあたりまえ。うでやあしの毛は髪の毛やつめとちがって、どこまでも
伸
び
続
けることはありません。だから、
本当
はそのまま
何
もしなくても
大丈夫
なのです。
だけど髪の毛を長く伸ばす人、
短
くしている人、いろいろいるように、体の毛をうすくしたりなくしたいと
思
ったら、そうすることもできますよ。そのときはぜひ、おうちの人にそうだんして、肌をいためない
方法
で
行
ってくださいね。

