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インナードライとは?隠れ乾燥肌の特徴とスキンケアのポイント

公開日:2024.03.26

女性 乾燥肌 インナードライ

一見乾燥しているようには見えないのに、実は水分が不足している「インナードライ」をご存じですか

見た目の印象だけで肌タイプやコンディションを判断すると、スキンケア商品の選択やお手入れの方法を間違えてしまうかもしれません。
良いと思って選んだ化粧品が自分の肌に合っていない為、一向に改善しないトラブルを抱えているというケースも珍しくないのです。

今回は、なかなか見分けづらい「インナードライ」についての詳しい解説、お手入れの方法、おすすめの商品をご紹介します。
ご自身の肌の状態と照らし合わせて、毎日のお手入れに役立ててみてくださいね。

インナードライとは?

女性 乾燥肌 インナードライ

インナードライとは、肌の表面は皮脂でベタついているのに、角質の内部では水分が不足している状態のことです。
見た目には分かりにくいものの、実際には内部が乾燥していることから、「インナードライ」と呼ばれます。
油分が多いという点は脂性肌と似ていますが、脂性肌なら水分は普通~多めです。
インナードライの場合は脂性肌とは異なり水分が少ないので、少ない水分がそれ以上逃げないように脂で蓋をしているイメージです。肌のゴワつきや皮ムケが生じることがあります。
それに気付かず脂だけを見て間違ったスキンケアを続けると、どんどん悪化し深刻な肌トラブルにつながってしまいます。
インナードライの肌には適切な保湿ケアが重要で、水分を補給・保持するためのスキンケア商品を選ぶこと、バランスの取れた食事と十分な水分を摂ることが効果的です。

インナードライはどういう状態?お肌の構造から詳しく説明

肌構造

皮膚は、主に3つの層から成り立っている組織です。
目に見える「表皮」、その下にある「真皮」、そして「皮下組織」の3層が重なっています。
一番外側の「表皮」をさらに細かく分けると、「角質層」「顆粒層(かりゅうそう)」「有棘層(ゆうきょくそう)」「基底層」の4層になっています。
この複雑に重なり合った構造によって、皮膚はさまざまな機能を果たしているのです。
インナードライとは、表皮のうち特に角質層の内部で水分バランスが乱れた状態のことを指しています。
角質層は肌の一番外側にありますが、外から見えているのはあくまで表面だけです。
インナードライの肌は、皮脂によるベタつきやテカリが気になる、あるいは正常に見えることもありますが、角質層の内部は水分不足で乾燥しており、良い肌の状態とは言えません。

インナードライの原因は?

肌トラブルの予防・改善を目指すためには、その原因を取り除くことが大切です。
インナードライになる主な原因としては、以下の5つが考えられます。

(1)紫外線の影響
紫外線で皮膚のバリア機能がダメージを受けると、肌の水分をキープしにくくなり、インナードライが進んでしまいます。
水分を奪われた肌はバリア機能がさらに低下して敏感肌の原因になることもあるため、季節を問わず紫外線対策を心がけましょう。

(2)空調の影響
冷房や暖房による空気の乾燥が、インナードライを引き起こすこともあります。
湿度の低い環境に長時間いることで、いつの間にか肌内部の乾燥が進んでしまうのです。
空調が欠かせない季節には、加湿器を置くなどの乾燥対策が必須になります。

(3)間違ったスキンケア
洗顔やスキンケアでのお肌の扱い方や刺激の強いスキンケア商品の使用は、水分はもちろん必要な油分まで奪い、更なる肌の乾燥を招きます。
正しいスキンケア方法を知って実践することが大切です。

(4)睡眠不足や不規則な生活
睡眠不足が続くと、正常なターンオーバーを妨げてしまいます。
肌細胞の修復と再生が活発になるのは、眠っている時だからです。
肌に良い成長ホルモンが分泌される22時~2時は、肌のゴールデンタイムと言われ、うまく修復されないと、乾燥やトラブルにつながります。

(5)ホルモンバランスの乱れ
ホルモンバランスが乱れると皮脂が過剰に分泌されて、肌荒れしやすい状態になります。
肌荒れがきっかけでインナードライを招くこともあるため、注意が必要です。

インナードライを改善するための洗顔・スキンケア方法・生活習慣って?

泡洗顔

インナードライの肌は、水分と油分のバランスが崩れた状態です。
特に皮脂が多いタイプのインナードライの方は、脂をとり除こうと擦る洗顔をしたり、保湿をためらいがちですがうるおいをキープするためには適度な皮脂が必要です。乾燥から肌を守るために皮脂が過剰に分泌されているケースもあります。
インナードライは、正しいスキンケアで水分と油分のバランスを整え、肌の健康に良い生活習慣を身につけることで、改善していくことが可能です。

皮脂まで一緒に洗い流す洗顔はNG

洗顔で皮脂を過剰に洗い流すのは、肌にとって良いことではありません。
皮脂は、外部の刺激から肌を保護してくれるほか、肌内部の水分をキープするなど、重要な役割を担っているのです。
過剰な洗顔によって本当は必要な皮脂まで洗い流されると、肌が本来持っているバリア機能が低下して、乾燥肌や敏感肌などトラブルを引き起こす原因になってしまいます。
「クレンジング剤」と「洗顔料」の両方を使って「ダブル洗顔」をしている方も少なくないと思いますが、両方が同時にできるタイプの製品がおすすめです。
クレンジングと洗顔を別々にしないと気になる方は、少ない摩擦でメイクや皮脂汚れを落とせる、オイルタイプのクレンジングを選ぶと良いでしょう。

洗顔をする時の注意点

洗顔は、「優しく洗う」ことを意識しましょう。
強い摩擦は肌を傷つける原因になるため、こすって洗うのはNGです。
コツは、洗顔料をしっかりと泡立てて、キメの細かい濃厚な泡で洗うこと。
十分に泡立てて洗顔をすることで、肌への摩擦を抑えつつ、気になるメイクや皮脂汚れをきちんと落とすことができます。
洗顔におすすめの水温は32度、適切な洗顔時間は泡立てからすすぎ完了まで3分以内です。
39度以上の熱いお湯を使ったり、長い時間をかけて洗顔したりすると、肌に必要な油分まで落としてしまい、乾燥が進みます。
洗顔で落としたいのはあくまで「汚れ」と「余分な皮脂」であり、洗いすぎは良くないので、肌に優しい洗顔方法をマスターしましょう。
洗顔後にタオルドライする時も、優しく押さえるように水分を拭き取ってくださいね。

保湿を意識したスキンケア

洗顔後の肌は、皮脂膜が洗い流されて、とても乾燥しやすい状態になっています。
そのため、保湿を意識したスキンケアをすることが大切です。
インナードライのケアの基本は、肌のモイスチャーバランスを整えること。
スキンケアを沢山使っても中の水分が肌表面から逃げている間はインナードライが改善しません。角質の水分が逃げないようにするためには肌表面を水分で覆い潤いを逃がさず、肌が自ら潤いを取り戻す力を育てることが大切です。
つまり、保湿ケアは「水分を補給する」+「補給した水分を逃がさないように保護する」の2ステップです。

睡眠や生活習慣の見直し

良質な睡眠とバランスの取れた食事は、肌の健康にとって不可欠と言えるかもしれません。
皮膚は眠っている間に活性化するため、睡眠不足は美肌の大敵なのです。
質の良い睡眠を取るために、就寝直前の食事やアルコール摂取を避けるほか、PCやスマートフォンの使用を控えて、眠りにつきやすい環境を整えましょう。
食事については、バランスの良い食事を基本として肌に良いとされている栄養素ビタミンA、ビタミンC、ビタミンB6、ビタミンEなどを意識することが大切です。
また、ストレスの管理と適度な運動も、肌の健康改善・維持に役立ちます。
忙しい日々の中では難しいかもしれませんが、できるだけストレスの軽減・発散に努めて、定期的な運動による血行促進も忘れないようにしましょう。

インナードライ改善におすすめの商品

女性 保湿 肌

「もしかしてインナードライかも?」と感じた方は、「納豆シリーズ」がおすすめです。水分不足で「保湿」を求める肌のために作られたシリーズです。
インナードライは、肌の内部で乾燥が進んでいる状態。持続的に保湿力を高めるケアが鍵になります。
納豆ローションは使いやすいローションタイプでおすすめです。
通常の「納豆ローション」と、約4倍の高濃度で作られた「納豆ローション フェイス用」の2種類をご用意しています。ぜひお試しください。

自らうるおう美肌を育てる「納豆ローション」

化粧水をつけているのに肌がつっぱる、カサカサ・ゴワゴワした感触が気になる…そんな経験はありませんか?
それは、せっかく補給した水分が肌表面から逃げてしまい、内側まで保湿できていないことが原因かもしれません。

「納豆ローション」は、納豆由来の成分「ポリグルタミン酸」が肌表面にうるおいの膜を作って、肌の水分を逃がさないようにガードします。
それと同時に、肌が自らうるおうチカラ「自活力」を取り戻し、肌が本来持っている保湿機能が高まるように働きかけるのです。

肌は本来、角質層にあるNMF(自然保湿因子)という物質の働きによって、うるおいが保たれています。
しかし、20歳をピークに減少すると言われるNMF。ポリグルタミン酸が増加を促進させます。
外からの一時的な保湿ではなく持続的にうるおうチカラを育んで、しっとりなめらかな肌へと導きます。

保湿力をサポートする注目の植物性コラーゲン「ナットウガム」や「オクラエキス」、柔らかくなめらかな素肌づくりに役立つ「大豆エキス」も配合しています。
肌本来のチカラを取り戻し、自らうるおうモチモチ肌を実感してみてくださいね。

納豆ローション

浸透保湿で自らうるおう美肌へ。

芯からうるおう肌へ「納豆ローション フェイス用」

納豆由来の成分「ポリグルタミン酸」を高配合した濃厚な化粧水です。
通常の「納豆ローション」と比べて、約4倍の高濃度ローションです。
高分子のポリグルタミン酸が肌の表面をうるおいの膜で覆って、肌表面から水分が逃げていくのを徹底的にガードします。

「納豆ローション フェイス用」は、納豆ローションに含まれるポリグルタミン酸や大豆の働きを、できる限り最大限に活かしたいという思いから生まれた、とっておきの化粧水です。
肌への浸透力、保存のききやすさ、コストなどの問題とも徹底的に向き合いながら、何度も試行錯誤を重ねて作られました。

見た目で分かりにくいインナードライは、気がつかないうちに肌内部で乾燥が進んでしまい、自覚した時には重点的なケアが必要なケースも少なくありません。
年を重ねるごとに乾燥が進んでいる、お手入れしても肌に以前のようなハリ・ツヤがない、保湿ケアをしても乾燥する。
そんなお悩みをお持ちの方は、ぜひ毎日のスキンケアに取り入れてみてください。

納豆ローション フェイス用

芯からうるおう肌へ。