さまざまな肌の悩みに特化した美容成分を豊富に含む美容液は、スキンケアで重要な役割を果たしています。
その美容液の効果を引き出すために重要なポイントが、美容液を塗るタイミングです。
化粧水や乳液、美容液、クリームなど、基礎化粧品には数多くの種類があり、正しい順番で使用できているかどうかが、肌のコンディションに大きな影響を与えます。
今回は、スキンケアの基本的な手順と、より効果的な美容液の使い方についてご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
美容液とは?美容液の特徴
美容液とは、化粧水や乳液など他の基礎化粧品よりも高濃度の美容成分が配合されたスキンケア製品のことです。
美白、保湿、エイジングケアなど、さまざまな目的に合わせた美容成分がたっぷりと含まれており、肌の奥深くまで浸透させることで高い効果が期待できます。
解決したい肌の悩みやトラブルがある場合は、日々のスキンケアに美容液を取り入れて、不足している美容成分を補ってあげましょう。
ただし、美容液を使用する順番を間違えたり、肌質に合わないものを使ったりすると、十分な効果を得られないことがあるため、注意が必要です。
美容液を塗る正しい順番
シンプルなスキンケアをする場合、「化粧水→乳液→クリーム」という順番が望ましいことは、おそらく多くの方がご存知でしょう。
化粧水で補給した水分や美容成分を乳液やクリームで閉じ込めるというのが、基本的なスキンケアの流れになります。
一方で、プラスアルファのアイテムである美容液に関しては、どのタイミングで使えば良いのかを悩んでしまう方も少なくないのではないでしょうか。
結論をいうと、美容液を塗るタイミングは「種類によって異なる」が正解です。
ここでは、それぞれの基礎化粧品の目的とあわせて、正しいスキンケアの手順を説明します。
1.ブースター(導入)美容液
ブースター美容液は導入美容液とも呼ばれ、他の基礎化粧品に含まれる水分や美容成分を浸透させやすくするために使うアイテムです。
そのためブースター美容液は、洗顔後すぐの肌に塗るのが正しい順番になります。
どんなに優れた美容成分を配合した化粧品でも、うまく肌に浸透しなければ本来の効果を発揮できません。
最初にブースター美容液を使うことによって、後から補う水分や美容成分が浸透しやすい状態を作ることができます。
ブースター美容液は洗顔後の肌に直接触れるので、なるべく刺激の少ないものを選ぶと良いでしょう。
2.化粧水
化粧水は肌に水分を補給する、肌のpHバランスを整える、肌の角質層を柔らかくするなどの役割があります。
ブースター美容液を使わない場合は、洗顔後の肌に触れる最初のアイテムが化粧水です。
化粧水にも保湿成分や美白成分などの美容成分は含まれていますが、その割合は2~3割程度であり、配合成分の大部分を精製水が占めています。
つまり、化粧水の役割は「美容成分の補給」というよりも、水分を与えて「肌を整えること」だといえます。
洗顔によって汚れとともに皮脂が洗い流されると、肌が乾燥しやすい状態になるため、化粧水で肌を整えるのが一般的です。
3.水分が多い美容液
スキンケアには、水分の多いものを先に、油分の多いものを後に塗るというセオリーがあり、油分が多い乳液・クリームは、うるおいや美容成分を閉じ込める役割を担っています。
そのため、美容成分を豊富に含む美容液は、乳液の前に使うのが理にかなった方法といえるでしょう。
ただし、美容成分には「水溶性」と「油溶性」の2種類があります。
美容液の場合、主とする美容成分と水・油との相性によってテクスチャーが変わることがあるため、乳液の前に使うことが望ましいのは、あくまで水分の多いタイプの美容液です。
肌の悩みに合った成分を含む美容液を選ぶことに加え、テクスチャーによって使用順が変わることを認識しておきましょう。
4.乳液
乳液は、肌を柔らかくなめらかな状態に整えるとともに、肌に補った水分や美容成分を閉じ込める役割を担うアイテムです。
化粧水や、水分が多い美容液(水溶性の美容成分を主とした美容液)の後に使用することで、肌表面からの蒸発を防ぎ、水分や美容成分の浸透をサポートしてくれます。
5.油分の多い美容液・クリーム
油分が多く含まれている美容液は、乳液の後に塗るのがおすすめです。
乳液の後に油分の多い美容液を使うことで、肌へのなじみが良くなり、乾燥による刺激から肌を守ることができます。
冬場など乾燥が気になる季節にクリームを併用したい場合は、「乳液→油分の多い美容液→クリーム」の順番に塗っていくと良いでしょう。
その一方で、乳液やクリームを使わずにスキンケアが完結する美容液も存在しています。
できるだけスキンケアの時間を短縮したい方や、たくさんのアイテムを使ったスキンケアに抵抗がある方には、特におすすめしたいタイプの美容液です。
正しい使い方が効果の決め手 美容液を正しい順番で使う大切さ
美容液には美容成分が豊富に配合されており、通常のスキンケアに物足りなさを感じている方や、集中的なケアをしたい方には、美容液の使用がおすすめです。
しかし、どれほど優れた成分が含まれていても、美容液を塗るタイミングや塗り方を間違えると肌にうまく浸透せず、本来の役割や効果を発揮しにくくなります。
美容液は種類によって使用方法が異なるため、使う前にしっかりと確認するようにしましょう。
ここでは、美容液を塗る順番を再度おさらいし、より効果的な美容液の選び方や塗り方について解説していきます。
美容液ごとの使用順を守る
美容液を塗る順番は、その特徴や役割によって異なります。
まずブースター(導入美容液)は、化粧水や乳液の浸透を助けて、スキンケアの効果を総合的に高めてくれるアイテムなので、スキンケアの最初に使うのが鉄則です。
また、スキンケア製品は「水分の多いもの→油分の多いもの」という順番で使うのが基本になります。
水分が多いタイプの美容液は化粧水の後・乳液の前、油分が多いタイプの美容液は乳液の後・クリームの前に使うようにしましょう。
なお、「ブースターオイル」はオイルを主成分としていますが、親水性の高いオイルを用いているため、化粧水の前に使って問題ありません。
洗顔後すぐに使う
化粧水の前に使うブースター(導入)美容液は、肌の角質層を柔らかい状態に整えて、化粧水や乳液などに含まれている美容成分の浸透をサポートしてくれます。
その後のスキンケア効果を高めてくれる他、洗顔で除去できなかった角質や汚れを取り除く作用を持っている製品もあるため、スキンケアのファーストステップに用いましょう。
また、ブースター美容液を塗るのは「洗顔後すぐに」が理想的です。
洗顔直後の清浄な肌は美容成分が浸透しやすい状態ですし、肌が乾燥する前にスキンケアを始めることで、うるおいを保ちながら美容成分を届けることができます。
朝と夜で使い分ける
スキンケアの目的は、朝と夜でも異なってきます。
朝のスキンケアは、寝ている間に付着した皮脂や汗を落とすこと、紫外線や花粉、日中の乾燥から肌を守ること、メイクの前に肌を整えることが主な目的です。
夜のスキンケアは、メイクや皮脂汚れをリセットすること、外的刺激でダメージを受けた肌のケアなどが主な目的となります。
朝は、紫外線対策や乾燥防止に重点を置いた美容液を選び、メイク前のスキンケアに取り入れましょう。
一方で、夜は外的刺激が少なく、肌の修復や再生が活発に行われる時間です。
エイジングケアや美白ケア、集中的な保湿ケアができる美容液は、夜がおすすめといえるでしょう。
肌の状態や環境に合わせて、適切な美容液を選んでみてください。
美容液の正しい塗り方
美容液が持っている本来の力を引き出すためには、正しい塗り方も重要です。
製品ごとに推奨されている使用順どおりのタイミングで、適量の美容液を手のひらに取り、やさしく顔全体になじませていきます。
特に気になる部分があれば、重ね塗りをしても構いません。
口元や目元は乾燥しやすいため、丁寧に塗りこむようにしましょう。
ムラなく肌全体になじませて、しっかりと浸透させることが、美容液の効果を実感するためのコツです。
また、美容液の量は多すぎても少なすぎても良くないため、決められた使用量から逸脱しすぎない範囲で、肌の状態に合わせて重ね塗りをするなどの調節をしてください。
エイジングケアにおすすめの商品 エスプライム美容オイル
「肌のうるおいやハリが失われてきた気がする」
「みずみずしさがなくなり、何かとトラブルが多い肌になってしまった」
「スキンケア方法は変えていないのに、今までと同じ効果が感じられない」
肌は年齢を重ねるごとに、保水力や保湿力が低下していきます。
うるおいが失われた肌は外的刺激に敏感になってしまうため、さまざまな肌トラブルに悩まされることもあるでしょう。
そのため、年齢肌が気になってからのスキンケアは、保湿に重点を置いて肌をしっかりと守りながら、目的に合わせた美容成分を補っていくことが大切なのです。
そこで、エイジングケアにおすすめの「エスプライム美容オイル」をご紹介します。
エスプライム美容オイルの特徴
「エスプライム美容オイル」は、健やかなハリと弾力にアプローチするエイジングケア美容オイルです。
ビルベリー葉エキスやコラーゲンなど、肌のハリや弾力をサポートする美容成分が豊富に配合されています。
小ジワ、ほうれい線、目尻・口元の深いシワ、頬のたるみやハリのなさなど、年齢とともに気になる悩みをお持ちの方におすすめです。
オイルなのにサラリとした軽いテクスチャーで、肌にスッとなじみます。
実際に使用している方からは、「洗顔後にエスプライム美容オイルをなじませるだけで浸透力が格段にあがります」「乾燥した肌のゴワつきが柔らかくほぐされた感じになりました」などの意見が寄せられていました。
なめらかな使い心地と浸透力を高める効果を、ぜひ実感してみてください。
エスプライム美容オイルの使い方
エスプライム美容オイルは、「ブースターオイル」です。
美容液の分類としては「ブースター(導入)美容液」に該当するので、使用するタイミングは「洗顔後・化粧水の前」が正解となります。
洗顔した後の清潔な肌に、適量(1~2プッシュ)を手に取り、顔全体にやさしくなじませましょう。
乾燥が気になる部分には、重ねづけで集中ケアをしてみてください。
しっかりと肌のうるおいを保ちながら、幹細胞エキスや大豆イソフラボンなどの美容成分が、肌の自活力を呼び覚ましてくれます。
乾燥対策、シワ・たるみなどのエイジングケアはもちろん、紫外線によるダメージ、皮脂のバランス、毛穴など、さまざまな肌の悩みに対応できるオイルです。
朝晩のスキンケアに取り入れることで、ふっくらとハリのある肌に近づくことができるでしょう。