今こそ、取り入れてみませんか?免疫力を高める、毎日のハーブ習慣。

感染症が世界中に蔓延する今、改めて免疫力が注目されています。ハーブには、体に備わっている力を高める効果があるものがいっぱい。今回は、暮らしの中に手軽に取り入れられるハーブをご紹介します。

そもそも、免疫力とは何でしょう?

身体には、ウイルスや細菌を「侵入させない力」と「侵入した細菌などの敵と戦う力」の、防御と攻撃という2段階の働きが備わっています。これが免疫力です。健康のためには、この免疫力が正常に機能することが大切です。しかし、現代人は過度のストレスや睡眠不足、食生活の偏りなどによって免疫力が低下していると言われています。あなたは大丈夫でしょうか?

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あなたの毎日は、免疫力を弱める?高める?

免疫力を高める生活習慣

□ リラックスする時間がある
□ 疲れはためないようにしている
□ 食事はバランス良く食べる
□ 飲酒は適度なほうだ
□ 適度な運動をしている
□ 温かいものをよくのむ
□ お風呂は湯船につかる
□ 睡眠はとれている

免疫力が低下しやすい生活習慣

□ ストレスを抱えやすい
□ 疲れが溜まっている
□ 食生活が偏っている
□ 喫煙、過度の飲酒をしている
□ 運動不足である
□ 冷たいものをよく飲む
□ お風呂はシャワーだけ
□ 眠りが浅い、短い

暮らしに取り入れたいハーブ
【基礎編】

❶ 料理で取り入れたいハーブ

免疫力を高めると言われるハーブには、生姜やにんにく、タイム、ターメリック、ローズマリー、セージなど、お料理に合うものがいっぱい。また、旬の食材もその季節の身体を健やかにサポートします。

おすすめ簡単レシピ
【具沢山の味噌汁】


【具材例】キャベツ、青菜(ホウレン草など)、人参、玉ネギ、じゃがいも、長ネギ、きのこ(マイタケなど)お好みの野菜を5種ほど。生姜、ニンニク、味噌、出汁(煮干し、鰹節、昆布など)で召し上がれ。

抗酸化作用と食物繊維で腸内環境を整えるために「季節の野菜」と「根菜類」と合わせて。熱に強いビタミンCを持つじゃがいも、血流を促す生姜やニンニク、免疫促進を促すマイタケなどを入れた味噌汁は、免疫力アップにオススメです。

❷ お茶で飲みたいハーブ

おすすめはカモミール、エキナセア、レモンバーム、リコリス、ジンジャー、シナモン、バラ、ラベンダーなど。体温が1℃上がると免疫力が30%アップすると言われますので、夏もホットでぜひどうぞ。

おすすめ簡単レシピ
【カモミールとレモンバームのミルクティー】


【作り方】カモミールとレモンバーム各小さじ1を牛乳(200cc)でひと煮立ちさせ、そのまま2〜3分蓋をして蒸らします。はちみつやシナモンなどを加えれば出来上がり。

※注意:キク科の花にアレルギーがある方はレモンバームだけにしてください。乳幼児の場合ははちみつの代わりにオリゴ糖で作りましょう

子供から年配の方まで飲用できるハーブティーです。カモミールとレモンバームは、リラックス効果に優れているので安眠に導いてくれます。シナモンなどのスパイスは抗菌、抗ウィルス作用があります。

暮らしに取り入れたいハーブ
【チャレンジ編】

❶ 自分でつくるハーブオイル

オリーブオイルにハーブを漬け込むだけでハーブの香りや風味を移しこんだフレーバーオイルができます。肉や魚の臭みを消したり、パスタやサラダなどに利用できて便利です。

おすすめ簡単レシピ
【ローズマリーオイル】

【作り方】煮沸したガラス瓶にローズマリーを3枝ほど入れ、ハーブが完全にかぶるほどのオリーブオイルを注ぎます。毎日ビンをゆすり、2週間ほどしたらハーブをこして、新しいローズマリーを1枝入れて出来上がり。

様々なハーブでつくれます。ローズマリー、セージ、タイム、バジル、シソ、オレガノ、ディル、フェンネル、ニンニク、カイエンペッパーなどなど1種類でもいいですが、2〜3種類をミックスしてもOK。

❷ 香りで癒やすハーブサシェ

ハーブには、さまざまなアロマテラピー効果があります。ドライフラワーをお気に入りの小袋に入れてアロマオイルを染みこませるだけでも、ほのかな香りに包まれる、簡単サシェができあがります。

おすすめ簡単作り方
【ラベンダーのサシェ】


【作り方】ラベンダーは風通しの良い日陰に花を下にして吊るします。1週間から10日ほどしっかり乾燥させましょう。乾燥したら花を摘み取り、お好みのアロマオイルと保留材(香りを長持ちさせるもの)を混ぜ合わせ、小袋に入れれば完成。

ラベンダーはリラックス効果や安眠効果が得られるハーブ。組み合わせるアロマオイルは目的に合わせて選びましょう。 ◎ 防虫効果:ハッカオイル ◎ 安眠効果:ユズやベルガモット

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