肌のつっぱりや粉ふきが気になることはありませんか。化粧水やクリームでしっかり保湿しているはずなのに、時間が経つとまた乾燥してしまう。そのような状態に心当たりがある方もいらっしゃるかもしれません。
乾燥肌は「水分が足りない肌」というイメージを持たれがちですが、実際には少し違います。大切なのは、水分をどれだけ与えるかではなく、肌がうるおいを保てる状態にあるかどうかです。
本記事では、乾燥肌とはどのような状態なのかを整理し、起こりやすい原因と基本的な対策について分かりやすく解説します。自己流のケアに不安を感じている方は、まずは基本から一緒に見直してみましょう。
乾燥肌とは?どのような状態の肌を指すのか

乾燥肌とは、肌の水分量や皮脂量が不足し、水分と油分のバランスが崩れている状態を指します。特に、肌のいちばん外側にある角層の水分が十分に保たれていないことが大きな特徴です。
角層はわずか0.02mmほどの薄い層でその上に皮脂膜があります。外部刺激から肌を守り、水分の蒸発を防ぐ重要な役割を担っています。この働きを「バリア機能」といいます。バリア機能が整っている肌は、外からの刺激を受けにくく、内側のうるおいを保ちやすい状態です。
しかし、水分や皮脂が不足すると、このバリア機能が弱まりやすくなります。その結果、肌の水分が蒸発しやすくなり、乾燥を感じやすくなります。つっぱり感や粉ふき、かゆみ、小じわが目立ちやすくなるといった症状があらわれることもあるため、注意が必要です。
もしかして乾燥肌?簡単セルフチェック

乾燥肌は自分では気づきにくいことがあります。なんとなく不調を感じていても、「季節のせい」「体調のせい」と考えてしまうことも少なくありません。まずは日常の肌状態を振り返ってみましょう。
以下の項目に当てはまるものがいくつあるか確認してみてください。
- 洗顔後すぐに肌がつっぱる
- 肌がカサついたり、粉をふいたりすることがある
- 化粧水をつけてもすぐ乾いてしまう感じがある
- ファンデーションが浮きやすい
- 小じわが目立ちやすくなってきた
- 季節の変わり目に肌荒れしやすい
あてはまるものがある場合は、肌の水分保持力が低下している可能性があります。
乾燥肌の主な原因を整理して理解しよう

乾燥肌を改善するためには、まず原因を整理することが大切です。ここでは、乾燥肌につながりやすい代表的な原因を確認していきましょう。
肌のバリア機能が低下することによる影響
肌が乾燥し、水分や皮脂が不足すると肌のいちばん外側にある角層の構造が乱れ、肌表面の角質が過度にはがれやすくなります。
角層はわずか0.02mmほどの薄さで、天然保湿因子(NMF)や細胞間脂質(セラミドなど)などがバランスよく存在しており、外部刺激から肌を守り水分の蒸発を防ぐ「バリア機能」を担っています。
しかし、乾燥によってこのバリア機能が弱まると、内側の水分が外へ逃げやすい状態になります。
バリア機能が低下すると、うるおいを保つ力が弱まり、乾燥をさらに進行させます。結果として、乾燥しやすくなるだけでなく、紫外線や摩擦、ほこりなどの外部刺激に対しても敏感になりやすい状態になるため注意が必要です。
刺激に対する防御力が落ちることで、ざらつきやかゆみ、赤みといった肌トラブルが生じやすくなり、さらに乾燥が進むという悪循環に陥ることもあります。
間違ったスキンケアによる乾燥
毎日のスキンケアは、肌を整えるための大切な時間です。しかし、方法やアイテムの選び方によっては、かえって乾燥を招いてしまうことがあります。
特に見直したいのが、クレンジングや洗顔の工程です。洗浄力が強すぎる製品を使ったり、長時間こすり洗いをしたりすると、肌にとって必要な皮脂まで取り除いてしまい、乾燥の原因になることもあります。
皮脂は、単に「べたつきの原因」ではありません。肌表面に薄い膜をつくり、水分の蒸発を防ぐ役割を担っています。そのため、落としすぎるケアが続くと肌表面の皮脂が減り、肌はうるおいを保ちにくくなります。
環境による乾燥
肌の乾燥は、日々の環境とも深く関わっています。特に空気が乾燥しやすい季節や、エアコンや暖房を長時間使用する環境では、肌表面の水分が蒸発しやすくなりがちです。
一般的に、湿度が40%を下回ると肌の乾燥を感じやすくなるといわれています。室内で過ごす時間が長い場合は、自分では気づかないうちに乾燥が進んでいることもあります。
また、紫外線も乾燥の一因です。紫外線は肌のバリア機能に影響を与えるため、季節を問わず対策が必要です。夏だけでなく、冬でも紫外線は降り注いでいます。
生活習慣の乱れと加齢による乾燥
肌の状態は、日々の生活習慣とも密接に関わっています。睡眠不足や偏った食事は、肌のコンディションに影響を与えかねません。
睡眠中は、肌のターンオーバーが整いやすい時間帯です。十分な休息がとれない状態が続くと、角層の環境が乱れやすくなります。その結果、水分を保持する力が低下し、乾燥を感じやすくなるでしょう。
さらに、年齢を重ねるにつれて、皮脂や天然保湿因子(NMF)の量は徐々に減少するといわれています。特に20代をピークに、水分保持力は低下していく傾向があります。
乾燥肌対策の基本的な考え方
乾燥肌対策で大切なのは、症状だけを見るのではなく、原因を整理したうえでケアの方向性を決めることです。
まず意識したいのは、「足りないものを重ねる」よりも「乱れている環境を整える」という視点です。乾燥が続く背景には、落としすぎや生活習慣の乱れ、環境要因など、さまざまな要素が関わっています。それらを見直さずに保湿だけを強化しても、根本的な改善にはつながりません。
乾燥肌対策の基本は、大きく分けて三つあります。
一つ目は、乾燥を招いている要因を取り除くことです。クレンジングや洗顔で、強い洗浄力のものを使用したりこすり洗いをするなど、肌に負担をかけている習慣がないかを振り返ります。
二つ目は、必要なうるおいを守ることです。皮脂や角層の水分は、肌を守るために欠かせません。皮脂においては、取り除きすぎないようにしましょう。
三つ目は、肌がうるおいを保てる状態へと整えることです。クレンジングや洗顔で肌環境を整えたうえで、化粧水などによるうるおいケアをすることで、角層の環境が安定しやすくなります。角層の環境が安定すると、水分は蒸発しにくくなり、乾燥を感じにくくなります。
乾燥肌は、特別なケアを追加することで改善するというよりも、基本のお手入れを丁寧に積み重ねていくことが大切です。
乾燥肌のスキンケアは”基本の流れ”が大切
乾燥肌のケアでは、スキンケアの順番や工程そのものを見直すことが大切です。中でも最初のステップであるクレンジングや洗顔は、肌状態に大きく影響します。
強い洗浄力のものを使用したり、洗いすぎることは角層の環境を乱す原因になるといわれています。肌に必要なうるおいまで取り除いてしまうと、その後にどれだけ保湿を重ねても、乾燥しやすい状態が続きやすくなる場合があります。
落とす工程では、「しっかり落とす」ことと同時に、「守りながら落とす」意識を持つことが大切です。摩擦をできるだけ避け、必要以上に時間をかけないこともポイントです。
クレンジングや洗顔で肌環境を整えたうえで、化粧水などによるうるおいケアをすると、角層が安定しやすくなります。やさしく落として、過不足のないケアを心がけることが、乾燥しにくい肌づくりにつながるでしょう。
スキンケアは特別なテクニックが必要なものではありません。毎日の基本のお手入れを丁寧に続けていくことが、肌のコンディションの違いにつながっていきます。
乾燥肌を防ぐために見直したいクレンジング・洗顔

肌の乾燥を感じているときこそ、最初に見直したいのがクレンジングと洗顔です。落とす工程は毎日行うケアのため、肌への影響も大きくなります。
クレンジングや洗顔の目的は、メイクや余分な皮脂、ほこりなどの汚れを取り除くことです。しかし、必要な皮脂まで取り除いてしまうと、角層のうるおいが保ちにくくなります。
また、ゴシゴシとこする洗い方や、熱すぎるお湯でのすすぎも乾燥を招く要因になります。洗う時間も必要以上に長くせず、メイクをやさしくなじませてから短時間で洗い流すことが大切です。
クレンジングのあとのダブル洗顔を習慣にしている場合は、洗いすぎになっていないかご自身の肌を振り返ってみましょう。肌質やメイクの濃さに合わせて、負担の少ない方法を選ぶことが大切です。
鈴木ハーブ研究所のエスハーブ ザ クレンジング は、肌に必要なうるおいを守りながらメイクや汚れを落とすという発想で設計されたクレンジングです。洗い上がりはしっとり。ダブル洗顔が不要なので肌への負担を抑えることにもつながります。乾燥肌の方はダブル洗顔が不要のクレンジングがおすすめです。
毎日のクレンジングを見直して、乾燥しにくい肌の土台を整えましょう。
乾燥肌に関するよくある疑問

乾燥肌について、よくある質問をもとに基本的な考え方をまとめました。
Q.乾燥肌は体質ですか?改善することはありますか?
乾燥しやすい傾向には個人差がありますが、生活習慣やスキンケアを見直すことで、肌の状態が整いやすくなります。肌の乾燥は体質だけで決まるものではないため、日々のケアの積み重ねが大切です。
Q.季節によってスキンケアを変えたほうがいいですか?
湿度や紫外線量は季節によって変化します。そのためスキンケアの基本的な流れは同じでも、乾燥しやすい季節には肌の状態を見て使うアイテムを変えてみたり、生活習慣が乱れていないかなどを見直すことをおすすめします。
Q. 年齢による乾燥は防げますか?
加齢とともに水分保持力は低下しやすいといわれていますが、肌環境を整えるケアを続けることで、乾燥しにくい状態を目指すことは可能です。



